ドローンの中国企業製品排除のニュース(2021-05-04)を見かけました。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO71577280U1A500C2MM8000/
YouTubeでもドローンによる空撮映像で桜の映像がtwitterで見かけたりして、興味を持っていましたが、
そもそも 「ドーロン」 という名前はどこから来てるのでしょうか?
どういった意味があるのでしょうか?
調べてみました。
ドローンの名前の由来は? 意味は??
英語だと思ってWeblioで調べてみた
昔のニュースで、名前の由来はハチみたいなことを言ってたような気もするので、ネットの辞書Weblioで調べてみたところ drone という単語がありました。
「drone 1」の項目を見ると
- ミツバチの雄バチ
- のらくらもの:いそうろう
- 無線操縦の無人機[車]
となっています。
「drone 2」の項目は最初の1番目に
- (ハチなどの)ブンブンいう音
という意味が表示されています
自動詞にも 「ブンブンうなる」という意味があるようで
なるほど、飛行体のドローンとハチ、確かに似ているところがあるな と思いました。
Wikipediaでは?
wikipediaでも検索してみるとありました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%B3
が、説明は簡素なもので、大まかには以下のことを示すと表現されています。
- ハチのブーンという羽音
- 雄のの蜂
- 無人航空機
- 無人水上艇
無人の移動体のことをドローンと読んでいるのでしょうか?
またwikipedia 「無人航空機」のページでは次のような記述がありました。
オックスフォード英語辞典第2版では「drone」の、語義のひとつとして「a pilotless aircraft or missile directed by remote control.(遠隔操作で指向され、操縦手の搭乗しない航空機ないし飛翔体)」としており、そこに挙げられている用例としては1946年のものが最も古い[注4]
注4の説明も見ると
OED2e(オックスフォード英語辞典第2版)では由来については触れられていない。一説には、「DH.82 タイガー・モス」の無線操縦改造型の愛称「クインビー」(女王蜂)からの転で、雄蜂のことである「ドローン」という語が使われるようになった、という。収録されている用例の時期(1946年頃)からも、同機の時代までは歴史を遡るはずである。
と補足しています。 このwikipediaの説明もみて、なんとなーく わかった気がしました。
ドローンの名前の由来は? この説が有力。 鈴木さんの本に辿り着いた!
もう少し粘って調べてみたところ、
に行き着きました。
https://ifi.u-tokyo.ac.jp/people/suzuki-shinji/
この鈴木さんがとてもドローンに詳しい方のようでうす。
ドローンの名称の起源は米国製の標的機(ターゲット・ドローン)
本から、有力な部分を抜粋引用してみました。詳しく知りたい場合は購入されてもいいかと思います。
1930年代、無線技術の発達により遠隔操縦で飛行機を操縦できるようになり、英 国では有人の複葉練習機(デハビランド・タイガーモス)を無人機に改造し、これ を標的機として1935年に開発しました。
地上からの射撃練習を行う際に標的とし て飛ばす飛行機です。
(略)
これを見学した 米国高官は、自国でもこうした機体の開発の必要性を痛感し、帰国後に自国での開 発を指示しました。
米国で最初に採用された機体は、1940年代に開発されたRadioplane社の無人機で、 ターゲット・ドローンと命名されました。
英国の標的無人機は「Queen Bee」(女 王蜂)と呼ばれていたことに敬意を表し、米国ではオス蜂を意味するドローンを採 用したと言われています。
(略)
ターゲット・ドローンは戦時中に1万機近く製造され、現在に至るまで各国で使 用されています。
我が国でもジェットエンジンを搭載したターゲット・ドローンが 製造され自衛隊で使用されています。
こういった説明が本の中でされていました。
チャーチルと英国で開発された無人標的機「Queen Bee」 や アメリカ軍で開発されたターゲット・ドローン の白黒写真も掲載されており、
「これかぁ!」
と思いました。
このことから 制御された無人移動体をドローンと呼ぶ流れになっていたのではないかと思いました。
自衛隊でもターゲット・ドローン
https://www.mod.go.jp/asdf/adtw/adm/shiken/kakoshiken_others.html
にありました。防衛省・自衛隊のサイト内ページです。
飛行開発実験団 。。。 初耳です。。。
1984年2月 のところに
ターゲット・ドローン(XJ/AQM-1:現J/AQM-1)の実用試験 昭和59年(1984年)2月~62年(1987年)2月
といった記載が写真とともにあります。
無人標的機のことを ターゲット・ドローン と呼んでいるようです。