最近、パソコン用スピーカー「Creative Pebble ブラック SP-PBL-BK」を買いました。
購入の目的は、「TVの音がうるさい親」「耳が遠くなってきている親」用に テレビの 手元スピーカー として使ってもらうためです。
親はリビングでTVを見るのですが、ボリュームを上げすぎて耳障りな場合が多くなってきていたので
低価格の割には性能が良いと評判だったこのスピーカー(Creative Pebble)を
テレビの手元スピーカーとして使用しても良いのではないかと思い購入しました。
今回のブログは
Creative Pebble は「耳が遠くなってきている親」用TVの手元スピーカーとして使えるのかどうか、その感想を書きたいと思います。
Creative Pebble は「テレビの音がうるさい親」用の手元スピーカーとして使えるのか?
早速結論ですが、「そのままで使うには、ちょっと難しい」と思いました。
理由は後ほど述べます。
テレビの手元スピーカーとして試した結果
実際にPebbleを親用の手元スピーカーとして試しましたが、次の3点で手元スピーカーとしての使用を取りやめました。
- Pebbleの音が意外と周囲に広がるのか、全体の音の大きさは結局あまり変わらない。
- 親がPebbleスピーカーの音を嫌がって自分に向けず外に向ける
- テーブルの上に配線がむき出しになって少し見栄えが悪い。
結局すぐ、手元スピーカーとしての使用を中止しました
結局、この Creative Pebble は自分がPCで利用をしようと考えているところです。
なぜ PCスピーカーCreative Pebble をTVの手元スピーカー として使おうと思ったか?
最初にも触れましたが、もともとは「リビングで音量を上げすぎる親」が迷惑だったので、一般的な手元スピーカーを探していました。
しかし、手元スピーカーの購入は躊躇しました。
理由はコスパと音質の問題です。
なけなしのお金を無駄に使いたくない
手元スピーカをTVのサブスピーカー的に使うつもりだった
ネットでいろいろ調べていると、シャープのテレビの一部では(全部かも?)「TVのヘッドフォン端子」にイヤホンをつないで、イヤホンとTVから同時に音を出すこともできるようだったので、
ヘッドフォン端子につないだ手元スピーカーを親の近くに置いて、TVからも音を出して、親は音量を手元で調節してもらおうと思っていました。
それなら、周囲の人はうるさくなくなるのでは?
「そういった使い方をするだけなら、PCスピーカーでも良いのでは?」と思いました。
JVC SP-A55 ポータブルスピーカー は安い。が音質に不安、、、
最初は、手元スピーカーとして次の製品「JVC SP-A55 ポータブルスピーカー」を買おうと思いました。ヘッドフォン端子と有線で繋ぐタイプで約2000円で安いです。
しかし、Amazonで「JVC SP-A55-S」のレビューを見ると、音質はあまり期待できない感じでした。(電池式ということで停電時にラジオと繋いで使えるという良い面もあるようです。)
安い手元スピーカーは音質がイマイチ???
ソニー SRS-LSR200 は音質は良さそうだが高い。
音質の良さそうな「ソニー SRS-LSR200」もありましたが、価格が2万円と高いため、これも躊躇しました。コチラは無線接続です。
このスピーカーは3つのスピーカーがあって、真ん中に声専用のスピーカーがあるとのことです。
耳の遠い人向けにも開発されているようです。
Creative の Pebble は評価が高くて安い
「音が良い物がほしいけど、あまりお金をかけたくない」という気持ちがあり、Amazonでいろいろ探していたところ、ふと Creative の Pebble が目にとまりました。
amazonで Pebbleのレビューを見ていたところ『評価も数が多くて、評価も高かったので、品質も無難だろう』、『スピーカーを親の近くに置くだけなら、手元で聞けることを謳った商品でなくてもいいだろう』と思いました。
それで、このPebbleを買うことにしました。
音質も良くコスパ の良さそうだったのでPebble をTVの手元スピーカーとして使うことを考えました。
あと
「もしPebbleが手元スピーカーとして適さなかったり、親が利用を嫌がったりしたとしても、自分用にPCのスピーカーとして使えるだろうから購入してみよう」
と思いました。
デザインも好みかなと思いました。
- 音質良いのではないかという期待
- レビュー数が多く、評価が良い
- もし手元スピーカーとしてダメでもPCで使える
- デザインも好み
Creative Pebble が「耳が遠くなってきている親」向けのTVの手元スピーカーとして使いにくい理由
では、Creative Pebble が「耳が遠くなってきている親」向けのTVの手元スピーカーとして使いにくい理由ですが、
Creative Pebbleでは音質を変えられないから「耳が遠くなってきている親」向けのTVの手元スピーカーとしては使いにくい のではないかと思いました。
どういうこと??
親がこのスピーカを嫌がった理由は加齢性難聴?
いくつか候補となるスピーカーを探そうとネットで調べていくうちにに「もしかしたら親は 加齢性難聴 なのかもしれない」と思い始めました。(加齢性難聴、老人性難聴と呼ばれるようです。)
ネットで調べていてわかりましたが、「人は歳を取ると、高音 が徐々に聞こえなくなってくる」ようです。
以下の図は、日本耳鼻咽頭科学会のWebサイトに合った図です。
上の図を見ると高い周波数(高音)になるほど高齢者は聞き取りにくくなっています。
そういえば確かに、親が見ているTVから出る音は、「私にとっては 高音が耳について耳障りな音」 でした。
親は高音を聞き取りやすくするため、全体のボリュームを上げてしまい、全体として爆音になるのではないかと思いました。
TVは低音の音が小さめ??高音重視??
すぐに役立つプロの音声の作り方 – 初級EQ編 -|サウンドハウス のページを見ると
般的なテレビくらいのスピーカーの再生能力だと120Hzあたりから下の低域は再生出来ないので、余計な帯域の音を入れてラウドネス値を無駄に消費したくないので音楽でもカットしていたりします。
https://www.soundhouse.co.jp/contents/column/index?post=1515
とありました。
パソコンで聴いていても低音が殆ど目立たないので、TVでも低音が目立たず高音が高めになってるのではないかと思いました。
それで、親がボリュームを上げると、高音が耳について不快になってくるのかなと思いました。
普通に朝、小さめの音でTVを聞いていても、高音がとても耳障りに感じてしまいます。
パッシブラジエーターがあるCreative Pebble の音質は低音が強め
Pebble は パッシブ ラジエーター を備え重低音の効いた奥行きのあるサウンドを再生するようです。
簡単な説明は以下に記載しました。
Creative Pebble だと加齢性難聴者にとっては、高音が低音に埋もれやすくなってしまう?
親は高音を重点的に聴きたいのに、低音の音が近くで鳴ってしまうと、高音を聞き取るのに集中できなくなってしまうのかもしれません。(これは単に思っていることです。実際はどうなのかはわかりません)
それでCreativePebbleを嫌がったのかも??
すこし話はずれますが、ASCII.jp:ネットで注目のソニーのテレビスピーカーに圧倒的な家電感を見た (1/3) のページで次のようなことが書いてありました。
加齢によって聴覚の感度は高域側から落ちてきますので、お年寄りになるほど言葉として認識するのが厳しくなってくる。で、聞き取れないものだから、ボリュームを上げる。すると低域の音量も一緒に上がります
問題なのは、音は周波数が低くなるほど周囲に満遍なく拡散し、かつ壁や床を通して伝わりやすくなるものということです。その結果として家族一同近隣住民含めて大迷惑、最終的には……、ということになるわけです。
https://ascii.jp/elem/000/001/053/1053309/
「低音が高音聞き取りの邪魔をする」とは書かかれていませんが、
「お年寄りは高音を聞き取ろうとするためにボリュームを上げてしまい、結局全体として音量が上がり、周りが迷惑するくらいの音量にになる」ということが書かれています。
お年寄りは高音が聞き取りにくく、聞き取りやすくため(低音高音含めた)全体の音量を上げると、高音だけでなく低音も音量が上がると思います。しかしTV自体は低音が弱い(?)ためその低音は許容範囲なのかもしれません。
しかし低音が重視されたCreative Pebbleだと
耳が遠いお年寄りにが高音を聴くためにPebbleの音量を上げてしまうと、低音が重視されたCreative PebbleではTVのスピーカーとは違って「低音も大きくなり高音が埋もれる」ように感じて嫌がるのかもしれません。
ということで、実際に使用してみた結果を鑑みても
低音が重視されたCreative Pebble
は耳の遠いお年寄りには適さないということになると思います。
Creative Pebble は音質を変えたりはできないの??
PCと繋いで使うのであれば、PC側で音質を変えられましたが、このPebble単体では変えられることはできません。
しかし、機器を追加すれば音質を変えるようなことができます。
次の項目では、Pebbleの音質を変えるための機器の例を挙げてみています。
下のスピーカーはサンワサプライが発売している製品ですが、スピーカー側で音質を変えられるようです。
加齢性難聴の人用にCreative Pebbleを手元スピーカーとして使うには高音を持ち上げれば良い?
素人考えですが、高音を持ち上げて目立たせれば良いと思うので、以下のような製品をスピーカーとの間に入れれば、良いのではないかと思います。
「NFJオリジナル DSP搭載デジタルコントロールラインアンプ P01J プリアンプ」で音質を変える
「NFJオリジナル DSP搭載デジタルコントロールラインアンプ P01J プリアンプ」は実際に買って試してみましたが、一応、低音高音のレベル(音の大きさ)の微調整ができました。
機器を繋ぐために テレビのヘッドフォン端子と「 P01J 」を以下のケーブルで繋ぎ、
また「P01J」の出力に以下の物をつないでCreativePebbleと繋いて試しました。
Donner イコライザー EQシーカー で音質を変える
Donner イコライザー EQシーカーも安かったので気になりましたが、こちらは実際には試していません。
しかし、このイコライザーの方法でも対応できると思います。注意点として、このイコライザーに接続する穴は大きい穴なので、以下のような変換アダプタは必要になると思います。
結論 - Creative Pebble は、耳の遠いお年寄りには適さない。
Creative Pebble は、耳の遠いお年寄りには適さない。
別の機器を介して音質を変えるのであればまだ可能性あり。
あれこれするのが面倒は場合は、以下のソニー製品が手っ取り早いと思います。こちらは、耳の遠くなり始めた人を意識してつくられているようで、Amazonでのレビューも良いです。 お金があれば、コチラを買うほうが手っ取り早そうです。
実際、私は一度注文したのですが、人気商品のようで取り寄せで4週間かかるとのことで、キャンセルしました。
お金や時間に余裕があれば、このソニーの製品を試したいところです。